IT業界では次第に多国籍化が進み、開発現場ではインド人のように日本人以外の技術スタッフも在籍する姿が見られるようになっています。
たとえ国籍が違ったとしても、IT業界では実力があれば重要な地位に採用される可能性があります。そのため技術開発の現場で、日本以外の出身者と共に仕事をすることが珍しくはなくなるでしょう。
そこで多国籍な職場で意識したい心構えであるのが、互いの文化に違いが存在することです。日本で暮らしていると外国の文化に触れる機会は限られています。
そのため、職場でインド人と共に仕事をすることになった場合、考え方や生活スタイルの相違に戸惑う場面があるかもしれません。職場で円満な人間関係を維持するには、相手の文化を尊重する心構えが欠かせません。
例えば、相手がインド人であれば宗教上の食習慣の違いが存在するため、共に食事を行う際には相手への配慮が不可欠です。
また、食事のスタイルだけでなく、出身の国が違えば考え方も異なります。日本人は相手に対して率直に意見を伝えないことが美徳と考える傾向があり、外国人と話をしていると考え方の違いに面食らうことも珍しくありません。
これからは日本人以外のエンジニアとも仕事を共にし、職場では互いに意見を交わす機会も増えるため、異文化の人たちとの議論の進め方も習得した方が望ましいでしょう。異国のエンジニアと仕事をする機会が増えるに従い、どのように接すればいいのかノウハウも自然と身に付くはずです。